NewsLetter No.9

(在日中国科学技術者聯盟交流誌)1999年6月10日第9期

目  録


◆◆◆1.連盟動向◆◆◆

 
    (1) 大使館爆撃事件に対し、中国政府の立場を支持することを声明
 ユーゴの中国大使館が爆撃された事件に対し、連盟は5月12日、連盟全体会員の名義で、人民日報(海外版)、楽楽チャイナ、新世紀中文テレビジョン、中文導報、留学生新聞、東方時報等日、中新聞社に、中国政府の立場を支持する旨の声明文書を送付した。                                (銭祝慧)

  (2) NHKが一部の聯盟理事を取材
 NHK衛星第1放送にて放送中の「ハローニッポン」は、日本で活躍する在日外国人の活動から現代日本へのメッセージを伝えるドキュメンタリー番組です。このごろ、番組がたくさんの優秀な中国人を日本社会に紹介してきた段躍中さんへの取材を通じて、「多くの在日中国人がそれぞれの専門分野で活躍し、日本社会の中貴重な存在になっている」ことをテーマに、聯盟及び一部の会員の活動を取材した。5月中旬より聯盟理事楊金宇、朱亜峰、李海鴎等が順次にNHKの取材を受け、また6月5日の聯盟常務理事会も取材された。当日常務理事会に出席した朱亜峰、寿国梁、張中、陳乃宏、杜明遠、銭祝慧はその場で段さんおよびNHK番組のインタビューを受けました。今回取材された内容はNHK衛星第一放送にて6月17日(木)23 :00-23:20に放送される予定です。                            (銭祝慧)
                                

  (3) 国有企業改革に関する意見・提案を募集
   ”他山之石、可以攻玉”。在日中国人科学者聯盟が中国全国政協港奥台僑委員会の依頼を受け、中国国内経済改革の中心課題である国有大中型企業改革について、聯盟会
員の広範な意見や提案を募集しています。聯盟はいままで同委員会からの依頼で中国農業発展問題と環境保護問題について意見や建議等を提案し、高く評価されています。政府指導者も聯盟の提案を大変重要視しています。  今回も、聯盟会員の皆さんが各自の経験や見識から、国有企業改革に対する意見や提案を奮って提出するようお願いします。

テーマ:中国国有企業改革について
原稿提出期限:8月18日
提出先:寿国梁(E-mail: shou@yozan.co.jp,Fax:03-3469-4314)
   (聯盟理事会が意見書を取りまとめて政協港奥台僑委員会に転送)
形  式:中国語で字数や書式は自由
      (所属、連絡先、氏名を明記して下さい)

参考:聯盟理事李建華博士の中国環境保護に関する提案書を本人の同意を得て、本ニュースレターに掲載)
                                (聯盟理事会)
    (4) 聯盟理事会が送別会を開催
   4月3日、聯盟理事会は「99’聯盟理事花見親睦会並びに大使館教育処曹先生の送別会」を東京新宿御苑にて開催しました。
  当日は、天気にも恵まれ、新宿御苑には花見客で大変賑やかでした。朱亜峰会長、曹東輝、張中(家族も同行)副会長を始め、陳軍、 杜明遠、銭祝慧等聯盟理事などほか十数名が参加しました。
  花見中、朱亜峰会長と張中副会長らにより以下の話題「基調講演」提供しました。朱亜峰会長より最近聯盟の動態についての報告。特に、青島華僑科技園開園典礼の盛況紹介や共同主辨協議書の認証の経緯を紹介し、また、中国科学院の外評審専家及び北京の海外専門家顧問への推薦を紹介した。・張中副会長からは駐在員としての北京滞在体験談があり、とても面白かった。
  花見の後、大使館曹先生の送別会を御苑の近くの喫茶店で行いました。朱会長と銭祝慧理事が聯盟を代表して曹先生に謝辞と記念品を贈りました。曹先生は聯盟からの協力に対して感謝の意を表し、また、国内重点大学改革案や西安交大に戻ってからの抱負などについても語りました。                     (李建華)

                                 

◆◆◆2.協会・研究会動向◆◆◆

 
       (1)法研会メンバーの著書が4月上旬に出版
  法研会会員張輝、辛赤邑、謝宏、夏雨、韓登営、銭祝慧ら計6人が一年余りにたって共同執筆した『中国知的財産権ハンドブック−−Q&Aで知る100のポイント』が4月上旬に東京布井出版�Mにて出版されることになりました(A5、348頁)。同書は現代中国の知的財産法関連の情報を網羅的に紹介・解説したものです。基礎知識のみならず、実務の手続、紛争解決方法などについても詳細に解説し、日本で初めて中国の知的財産権制度を全般的に紹介したものだと思われます。
                                 (銭祝慧)

◆◆◆3.中国最新事情◆◆◆

 (1) 聯盟副会長・前電子及計算機協会会長張中博士が3月末に、2年間の北京滞在を終え、日本に帰ってきました。ニュースレター編集部は張さんに最新の国内事情を紹介してもらいました。これらの話は連載で紹介する予定で、今回は国内のパソコン事
情を取り上げます。
                                 (陳  軍)
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(2)中国のパソコン市場は急速に成長し、去年の販売台数が440万台に達しました。今年は25%増の510万台となるでしょう。その内、国産製品は72%で、外国ブランド(殆ど中国国内製造、組み立て)は年々シェアを減らしてきました。特に96年に聯想が一位になったごろから、国産メーカーの攻勢がますます激しくなってきました。今、国産PCメーカを数えるとその数が簡単に十数社に上ります。聯想、方正、同創、実達、海信、浪潮、海星、などなど。今は、テレビや冷蔵庫を作っている家電メーカまでもPC市場に参入し始めました。例えば、皆さんの良く知っている海爾、春蘭、長虹など。市場の半分以上は聯想、IBM、HP、Compaq、方正などのブランド品に占められ、更にノーブランドの組み立て製品も氾濫しており、市場の四分の一
を占めています。残りのケーキ(中国では市場をケーキと例えることが多い)を約20社に平均に分配すると1社には5万台以下、普通に言っているPC製造の損益分岐点が10〜20万台に遠く及ばず、損をし続けるメーカは殆どです。今年こそと思い切った行動に出る会社は何社もあると予測しています。信息産業部の張(王其)司長の話しによれば、今年は競争がさらに激しい一年になるだそうです。
                                 (張 中)

◆◆◆4.会員からの投稿を募集◆◆◆

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